2006年01月25日

ベビーホテルの安全-災害、感染症の対策 基準適合たった2割

児童を夜間も預かる認可外保育施設「ベビーホテル」の施設数が 最近10年間で3倍に急増する一方で、国が定めた指導監督基準に適合している施設は、2001年度以降、4年連続で2割台しかないことが厚生労働省の調べで分かった。

認可外保育施設ベビーホテル
知事などの認可を受けていないため、国などの補助金支給対象ではないが、認可施設と同様の業務を行っている。厚労省によると、ベビーホテルの施設数は1995年度、511カ所で保育する児童は約1万4000人だったが年々増加、2004年度は、1587カ所、約3万人に達した。

一方で、自治体が2004年度中に立ち入り調査をした1528カ所のうち、基準に適合したのは303カ所だった。

認可外保育施設の規制強化−四国新聞社
http://www.shikoku-np.co.jp/feature/tuiseki/187/
「ちびっこ園」池袋西園の事故から保育の問題を考える
http://www.kinet.or.jp/hoiku/data01/0415chibikko2.html#jiko
「スマイルマム大和ルーム」事件をきっかけにみんなで考える
http://www.kinet.or.jp/hoiku/data00/08smile.html

○指導監督基準は
1.職員の資格や施設の設備、
2.災害への安全対策、
3.利用者への情報提供
などを定めている。

調査で不適合(複数の場合も)とされた項目で最も多かったのは、感染症の対応などを求めた「健康管理と安全確保」で、764カ所の施設に問題があった。
続いて多かったのは非常口の設置などの「非常災害に対する措置」で、559カ所の施設が指摘を受けた。
不適合の場合、都道府県などは必要に応じて文書指導から施設閉鎖命令までの措置で改善を図る。
 
2004年度は文書指導1004カ所、改善勧告1カ所だった。
ただ、2003年度に指摘を受け、2004年度に改善を確認された施設は約36%で、指導効果は十分に表れていない。

基準は2001年度に強化されたが、
適合施設は同年度22%、
2002年度は20%、
2003年度24%、
2004年度20%にとどまっている。

認可保育所は05年4月現在、約2万3000カ所で、利用児童数は約199万4000人。しかし、待機児童も低年齢児(0〜2歳)を中心に約2万3000人おり、
 ベビーホテルなど認可外保育所を利用せざるを得ないケースは多い。厚労省保育課は「適合率を高めるため、適切な改善措置を行うよう自治体を指導していきたい」と話している。
毎日新聞-1月23日




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