2006年03月11日

痴漢「疑わしい」、男性会社員に無罪判決

JR中央線の電車内で痴漢行為をしたとして、都迷惑防止条例違反の罪に問われた都内の男性会社員の判決が10日、東京地裁八王子支部であり、裁判官は「犯行があったかどうか疑わしい」などとして無罪を言い渡した。
男性は昨年4月午後11時45分ごろ、JR中央線新宿―中野駅間の電車内で女性会社員の尻を触ったとして女性に取り押さえられ、警視庁に現行犯逮捕された。

男性の弁護人によると、裁判官は判決で「被害者は尻を触られた感触のみで、位置関係から背後にいた男性を特定したに過ぎない」と指摘。「妻への配慮や仕事を休むことへの心配から虚偽の自白をしたことは理解できる」と自白の信用性も否定した。さらに、「逮捕、拘置について問題があったというべきだ」と捜査手続きを批判した。
男性は一度は犯行を認め、八王子簡裁から罰金20万円の略式命令を受けたが、異議を申し立て、裁判が行われていた。
(読売新聞) 3月11日

pickup2 at 20:36│TrackBack(0) 防犯 | 損害保険

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