2011年02月22日

カード式ロック。ホテル窃盗被害20件 容疑の中国人逮捕

高級ホテルなどの客室のカード式オートロックドアの下の隙間(すきま)から針金を差し込み、内側から開錠する手口で、就寝中の宿泊客の現金や貴金属が盗まれる被害が相次いでいることが、捜査関係者への取材で分かった。同様の被害は昨年12月から東京都内で少なくとも約20件(数百万円相当)に上り、関西や九州でも報告されているという。警視庁捜査3課は20日、中国人の男4人を窃盗容疑で逮捕し、被害者が気付いていない場合もあるとみて全容解明に乗り出した。


ドア下から針金差し込み

捜査関係者によると、昨年12月以降、東京都港区やJR新宿、池袋両駅周辺などのホテルの客室で、高級指輪や腕時計などが盗まれる事件が続出。現金約100万円が盗まれるケースもあった。

いずれもカード式などのオートロックタイプだったが、カードが使われた形跡はなく、窓も破られていなかった。捜査3課がドアを詳しく調べると、レバーハンドルやドア下に針金でこすったような跡が見つかり、新たな手口が浮上した。

跡は、針金などをL字形にしてドアの下から差し込んだ際にできたとみられる。レバーハンドルの場合は輪状にした針金の先端を取っ手に引っかけて手前に引き、ノブの場合は針金の先にひもをつけてひもの両端を交互に引っ張ることでノブを回したらしい。

捜査で、被害があった都内や京都府の複数のホテルで同じ中国人が宿泊していたことが判明した。捜査3課は1月下旬、中国人の男4人が都内のホテルに侵入したとして、建造物侵入容疑で逮捕。持っていた針金など数種類の工具を使ってドアを解錠したとして今月20日、窃盗容疑で再逮捕した。捜査3課の調べに窃盗容疑は否認しているという。

今月中旬には、別の中国人の男3人を建造物侵入容疑で逮捕。3人が侵入したホテルでも同様の被害があったことから、窃盗容疑でも追及している。捜査3課は、室外に出るとドアも自動で施錠されるため、こうしたグループが宿泊客の寝静まった深夜、短時間で侵入を繰り返した可能性が高いとみている。


毎日新聞 2月22日

pickup2 at 21:23│ 防犯 | 
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