2017年12月27日

北の木造船船長起訴へ 函館地検 無人島で窃盗の罪

北海道松前町の無人島、松前小島に接岸し、島にあった発電機を盗んだとして北朝鮮の木造船船長ら3人が窃盗容疑で逮捕された事件で、検察当局が自称北朝鮮国籍の船長(45)を起訴する方針を固めたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。過去には外交的配慮から中国人容疑者を不起訴とした事例もあったが、検察内では「通常の事件同様、法と証拠に基づいて処分する」との意見で一致したもようだ。

船長の容疑者ら3人は今月9日、松前小島にあった発電機(65万円相当)を盗んだとして北海道警に窃盗容疑で逮捕された。

道警によると、島にある漁業者向けの避難小屋周辺は荒らされ、テレビや冷蔵庫などの家電、ミニバイクなども無くなっていた。逮捕前の聴取で乗員は「家電を持ち出した」との趣旨の話をしており、船からは家電なども見つかった。

捜査関係者によると、3人はいずれも容疑を認めており、船員2人は「船長の指示で行った」と供述しているという。


2017/12/27産経新聞

pickup2 at 09:30│ 防犯 
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