2006年06月

2006年06月30日

現金輸送車から4500万円奪った元警備員の男逮捕

埼玉県で先月、現金輸送車から現金4500万円が盗まれた事件で、大宮署は20日、元警備員の容疑者を窃盗容疑で逮捕した。容疑者は昨年12月、現金自動受払機コーナーに隣接する駐車場で、現金補充のため警備員が輸送車を離れたすきに後部荷台の金庫を合鍵を使って開き、現金4500万円入りのバッグ1個を盗んだ疑い。
容疑者は事件当時この警備会社に勤めており、現金輸送車の整備中に合鍵を作ったらしい。
毎日新聞:2005/1/20

○○○

勤務時間中に現金輸送車の合い鍵を作ってしまった、という内部犯行のような事件。


pickup2 at 06:46|Permalink 防犯 | 金融機関

九州一円で病室荒らし500件の連続窃盗を供述

福岡県警に窃盗容疑で逮捕された男が、
『見舞客を装って約500件の病室荒らしを繰り返した。』と供述していることがわかった。被害は確認されただけで、千数百万円に上る見込み。『病院関係者や他の患者からは誰かの親族と思われ、全く疑われなかった。』と話しているという。

被告は出入りが多い総合病院を狙って、入院患者の面会時間である昼すぎから夕方にかけて盗みを繰り返していた。数回の盗みの後はターゲットを他の病院に変更。同様の手口で病室荒らしを繰り返す用心深さだったという。
西日本新聞新聞:2005/1/6

○○○

不特定多数の人の出入りが多い総合病院は、防犯上、たいへん難しい物件です。
入院患者さんの貴重品も多いため、現金自動支払機が設置されている病院も多いと思います。
入院の際は現金、カード類などの貴重品は極力持ち込まないですむ工夫が必要かもしれません。

pickup2 at 06:46|Permalink 防犯 | 医院、診療所

ゴルフ場支配人ら逮捕、窃盗団の暗証番号入手方法

ゴルフ場で、キャッシュカードがスキミングされ多額の現金が引き出された事件で、警察は群馬県内のゴルフ場支配人とスキミング実行役の男ら3人をで逮捕した。警察はゴルフ場の支配人の容疑者が、貴重品ボックスのマスターキーを窃盗グループに提供し、合鍵を作らせていたとみている。
グループは神奈川県内の二つのゴルフ場で、貴重品ボックスに保管されたカードを一時的に持ち出し、わずか3分程度で磁気データをスキミングしたうえ、盗難カードに個人情報を入力して偽造カードを作っていたという。

マスターキーは通常、利用者が暗証番号を忘れた場合などに備え、鍵穴に差し込むと使用中の貴重品ボックスすべての暗証番号が紙に印字されたり画面に表示される。支配人の容疑者は複数のゴルフ場のマスターキーも所持していた。
グループは、貴重品ボックスの利用者が暗証番号を記憶しやすいようにキャッシュカードと同じ暗証番号を使うケースが多いことを悪用していた。
キーを使わない場合はカメラを貴重品ボックスに設置し、暗証番号を打ち込む様子を撮影して画像を別の場所にある受信機に送信していたという。
毎日新聞:2005/1/20

○○○

一時話題になった事件。
支配人の立場を利用して、お客さんのカードの暗証番号を盗み取り、現金を引き出しています。
その後、スポーツ施設や温泉などでも同様の手口による被害が続いています。

pickup2 at 06:44|Permalink 防犯 | スポーツ施設

万引きをしたOL、防犯設備や弁護士費用の支払い書店と和解

都内の書店が、計約1万5000円分のコミック本を万引きしたOLを相手取り、万引き対策の防犯ミラー設置費なども合わせた総額23万円余の支払いを求める損害賠償請求訴訟を立川簡裁に起こし、OLが約7万円を支払うことで和解が成立したことが24日わかった。
書店が万引き犯に防犯費用まで請求した訴訟は全国で初めてという。

内訳は、
盗まれた本を1冊410円として計算して、計1万5580円
店内監視用に増員した店員の3日間分の日当2万5000円
防犯ミラーの設置費2万円
警察の事情聴取に協力した店員らの日当1万1900円
弁護士費用16万円
これら23万2480円の支払いを求め、昨年10月に提訴した。

訴訟は翌11月、弁護士費用を除いた計7万2480円をOLが同店に支払うことで和解が成立した。
読売新聞:2005/2/24

○○○

非常に珍しい和解。
書店の万引きは、被害額がエスカレートする一方です。
書店側の救済がなかなか進まないのが現実。

この和解事例は、万引き被害に苦しむお店にとってたいへん画期的なものかもしれません。

pickup2 at 06:42|Permalink 防犯 | 一般店舗

奈良や京都の寺院から重要文化財など古美術品を盗む

奈良県の神社と京都市内の寺院から、国の重要文化財に指定されている古美術品など計14点(時価計約4800万円相当)を盗んだとして、警察は窃盗の疑いで、大阪市内の会社員の男を逮捕された
盗んだ古美術品を売買していた元古物商も起訴、仲介ブローカーを含む4人を盗品等有償譲り受け、同処分あっ旋容疑で逮捕し、自宅など関係先から古美術品計9点を押収した。
奈良新聞:2005/3/04

○○○

全国で仏像、狛犬などの盗難が増えています。
防犯対策のとりにくいものですが、文化財でもないかぎり、写真などの資料が整っていない、というのが、被害を止めることができない理由のようです。

特に仏像は、美術品として扱われて流通してしまいますので、
いざというときのために写真やサイズ、特徴などを資料として残しておくことが必要です。

pickup2 at 06:40|Permalink お寺、神社 | 防犯

大型家電量販店狙いの窃盗犯グループ逮捕

千葉県警捜は無職の男ら5人を窃盗容疑などで逮捕した。県内や埼玉、茨木県で大型家電量販店などを狙っており、これまで計63件で約8700万円の被害を確認している。
容疑者らは深夜の時間帯に、閉店した家電量販店にハンマーでガラスを割って侵入する手口を繰り返しており、『警報機が鳴って警察官か警備員が駆け付けるまでの約5分間で盗みをすませていた。』などと供述しているという。

毎日新聞:2005/3/19


お店、事務所の防犯対策、防災対策


pickup2 at 06:39|Permalink 百貨店、スーパー | 防犯

玄関の鍵を開けたところを後ろから羽交い締め室内に押し入られる

午後2時ごろ、神奈川県の宝石商の自宅に中国人と思われる複数の男が押し入り、経営者を粘着テープで縛り、現金約150万円と貴金属類を奪って逃走した。盗まれた貴金属類は指輪やネックレスなど870点で、約3億円相当にのぼる。

経営者が買い物から帰ってきてマンションのエレベーターを降り、玄関の鍵を開けたところ、エレベーターに同乗していた男2人に、後ろからいきなり羽交い締めにされ、室内に押し入られた。
押し入った男たちは3〜5人組。男らは話していた言葉から中国人とみられる。
産経新聞:2005/4/4

○○○

宝石商の自宅を狙った強盗事件です。
店舗ではなく、経営者の自宅を襲い、貴金属を盗み出す強盗事件が以前発生し続けています。ほとんどは外国人の犯行と思われますが、凶器を使った手荒な手口が特徴です。


pickup2 at 06:38|Permalink 防犯 | 宝石、貴金属店

発電機窃盗事件、購入疑いの業者逮捕、盗んだ発電機は北朝鮮に

工事現場などで業務用発電機や重機などが盗まれ、海外に売買されていた事件で、警察は広島県の古物商から盗品と知りながら発電機を購入した盗品等有償譲り受けの疑いで、境港市の業者を家宅捜索した。業者が購入した発電機を海外に売りさばいた可能性もあるとみて追及する。

被告ら4人は、7県で業務用発電機など約110台を盗み、売買したとして窃盗と盗品等有償譲り受けの疑いで逮捕、起訴されている。 盗んだ発電機は北朝鮮に売り渡していたと聞いていると供述している。
毎日新聞:2005/4/12




pickup2 at 06:36|Permalink 防犯 | 倉庫

勤務中に現金自動受払機から現金を盗んだ警備員逮捕

自分が警備する銀行の現金自動受払機から現金を盗んだとして、警察は14日、大阪府堺市の警備員の容疑者を窃盗容疑で逮捕した。
容疑者は都市銀行の支店で勤務中、ATM投入口に約10万円があるのに気付き、盗んだ疑い。現金は直前に振り込みをしようとした男性が残した紙幣と硬貨。振り込み操作の最後に確認ボタンを押し忘れた。気付いて約30分後に支店に戻ったが既に現金はなかったという。
毎日新聞:2005/4/15

○○○

こちらも職責を利用した情けない話。
警備員を雇っているのか、泥棒を雇っているのか、判別のつきずらい話。

pickup2 at 06:34|Permalink 防犯 | 金融機関

ドラッグストア窃盗団、盗品は現金買い取り問屋で即換金?

ドラッグストアの商品を狙った窃盗団による被害が増えている。首都圏から北上し、国道沿いの店を標的に高額商品を盗んでは売りさばく。仙台市内では3月、郊外型ドラッグストア数店で、特定の商品が盗まれる被害が出ている。

狙われるのは小さくて値段が高い商品。医薬品や化粧品、栄養補助食品、発毛促進剤など1個数千円〜1万数千円の品が標的にされやすい。
店員のすきをついて商品をバッグに放り込み、商品はその日のうちか翌日には宅配便などで送って現金化している。闇市場の存在を示唆しつつ、『医療機関へ商品を卸している問屋に買い取り依頼するケースも多い』と指摘する。

ある現金買い取り問屋は『宅配便で品物を受け取り、代金は銀行などの口座に振り込むのが一般的。身元確認はするが、偽名を使われると対応しきれず、医薬品のすべてを盗品かどうか区別するのは不可能』と明かす。

河北新報:2005/4/20

○○○○

盗品とうすうす分かっても、現金で買い取ってしまう問屋、業者などがある限り、大型窃盗団はなくなることがありません。
警察も、このような業者の存在をもっと積極的に取り締まるべきではないでしょうか?


お店、事務所の防犯対策、防災対策


pickup2 at 06:33|Permalink 防犯 | 一般店舗
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