2008年11月
2008年11月16日
2008年11月11日
犯罪白書、高齢者犯罪、過去最多10年で3倍超、2008年
法務省は7日、2008年版犯罪白書を公表した。2007年に刑法に触れる事件(交通事件を除く)で検挙されたり刑務所に入所する65歳以上の高齢者がいずれも過去最多を記録し、97年から10年で3倍以上に急増。刑務所と社会を行き来する再犯者が目立つなど、社会的孤立を深めて犯罪に走る傾向が目立った。白書は「団塊の世代」が高齢化すればさらに高齢受刑者が増える恐れがあるとし、「福祉的受け皿の確保や就労支援が必要」と提言している。
白書によると、07年の高齢者の検挙数は4万8605人で全体の13%。97年の1万2818人から3・8倍に増えた。窃盗が全体の65%、放置自転車を盗むなどの遺失物等横領が22%で、この二つの犯罪が過去10年間での増加分の大半を占めた。高齢者は万引きでの検挙数が多いのが特徴で、女性高齢者の82%が万引きだった。
一方、刑務所に入所する高齢者は1884人で、97年の596人の3・2倍。07年の高齢犯罪者の一部を抽出し、前科・前歴を分析したところ、「11回以上」が23%で、「なし」の25%とほぼ並んだ。窃盗犯の場合、30歳未満で1度目の犯罪を起こし、その後も継続しているパターンが全体の35%を占め、顕著な再犯傾向がうかがえた。
11月8日 毎日新聞
白書によると、07年の高齢者の検挙数は4万8605人で全体の13%。97年の1万2818人から3・8倍に増えた。窃盗が全体の65%、放置自転車を盗むなどの遺失物等横領が22%で、この二つの犯罪が過去10年間での増加分の大半を占めた。高齢者は万引きでの検挙数が多いのが特徴で、女性高齢者の82%が万引きだった。
一方、刑務所に入所する高齢者は1884人で、97年の596人の3・2倍。07年の高齢犯罪者の一部を抽出し、前科・前歴を分析したところ、「11回以上」が23%で、「なし」の25%とほぼ並んだ。窃盗犯の場合、30歳未満で1度目の犯罪を起こし、その後も継続しているパターンが全体の35%を占め、顕著な再犯傾向がうかがえた。
11月8日 毎日新聞