2010年11月
2010年11月12日
強盗・強姦 4割が再犯 犯罪白書
法務省は12日、平成22年版犯罪白書を公表した。殺人、傷害致死など重大事件で服役した人のうち、出所後10年以内に31%が再犯に及んでおり、特に強姦と強盗で再犯率は4割近くに達し、白書は「出所後の生活基盤が確保されるようにすることが重要」としている。
今回の白書で法務省は重大事件の認知状況と再犯の実態を特集し、殺人、傷害致死、強盗、強姦、放火の5つの罪で服役して、12年に出所した計1021人を追跡調査した。
10年以内に再犯に及んだのは322人。
再犯率は殺人17・2%
傷害致死32・9%
強盗39・1%
強姦38・5%
放火26・1%
だった。
また29人が出所後1カ月未満で次の犯行に手を染めていた。
暴力団抗争による殺人事件で受刑していた人の再犯率は実に45・8%に達したほか、性犯罪の前科があり強姦で服役した人の37・5%が出所後にまたも性犯罪に及ぶなど、犯罪者の更生が困難な現状があらためて浮かんだ。
自動車運転過失致死傷などを除く一般刑法犯は前年比6・3%減の170万3369件で7年連続で減少。振り込め詐欺の認知件数は21年は前年比64%減の7340件にとどまった。
産経新聞 11月12日
今回の白書で法務省は重大事件の認知状況と再犯の実態を特集し、殺人、傷害致死、強盗、強姦、放火の5つの罪で服役して、12年に出所した計1021人を追跡調査した。
10年以内に再犯に及んだのは322人。
再犯率は殺人17・2%
傷害致死32・9%
強盗39・1%
強姦38・5%
放火26・1%
だった。
また29人が出所後1カ月未満で次の犯行に手を染めていた。
暴力団抗争による殺人事件で受刑していた人の再犯率は実に45・8%に達したほか、性犯罪の前科があり強姦で服役した人の37・5%が出所後にまたも性犯罪に及ぶなど、犯罪者の更生が困難な現状があらためて浮かんだ。
自動車運転過失致死傷などを除く一般刑法犯は前年比6・3%減の170万3369件で7年連続で減少。振り込め詐欺の認知件数は21年は前年比64%減の7340件にとどまった。
産経新聞 11月12日