2016年04月
執行猶予中の万引再犯 認知症女性に再び執行猶予
万引事件で有罪判決を受け、その執行猶予中に再び万引したとして、窃盗罪に問われた神戸市兵庫区の女性被告(61)に対し、神戸地裁は12日、懲役1年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。
裁判長は、女性を認知症と診断した医師の証言を踏まえ、「犯行に一定の影響を及ぼしたことは否定できない。医療や介護を受けながら更生を期待できる」と判断、再び執行猶予判決とした。
公判で医師は、女性が認知症の一つである「前頭側頭型認知症」であるとし「衝動を抑制しづらい症状の影響を受けていた」と指摘。検察側は「周囲を確認して商品を隠すなど病的ではない」と主張していた。
判決によると、女性は2014年11月、万引の窃盗罪で懲役10月、執行猶予3年の有罪判決を受けたが、昨年9月、同市兵庫区のスーパーでリンゴなど5点を盗んだ。
神戸新聞NEXT 2016年4月13日
裁判長は、女性を認知症と診断した医師の証言を踏まえ、「犯行に一定の影響を及ぼしたことは否定できない。医療や介護を受けながら更生を期待できる」と判断、再び執行猶予判決とした。
公判で医師は、女性が認知症の一つである「前頭側頭型認知症」であるとし「衝動を抑制しづらい症状の影響を受けていた」と指摘。検察側は「周囲を確認して商品を隠すなど病的ではない」と主張していた。
判決によると、女性は2014年11月、万引の窃盗罪で懲役10月、執行猶予3年の有罪判決を受けたが、昨年9月、同市兵庫区のスーパーでリンゴなど5点を盗んだ。
神戸新聞NEXT 2016年4月13日