2006年03月16日

「検察官の起訴、違法」 国に220万円の賠償命令

窃盗罪などの無罪判決が確定した愛知県の男性が、国に約2000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、名古屋地裁は16日、「検察官の起訴は違法だった」と認定、国に約220万円の支払いを命じた。

裁判長は判決で「被害者宅から採取された指紋が犯行時のものかどうか疑問があったのに、検察官は捜査を尽くさなかった。有罪判決を期待できるだけの合理的根拠が客観的に欠けていたのに、起訴した」と指摘。
損害については「無罪判決確定までの約2年半、被告人の地位に置かれた」として精神的苦痛に対する慰謝料を認めた。

(共同通信) 3月16日

pickup2 at 20:45│TrackBack(0) その他 

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