2006年09月08日

車上荒らし事件、共犯者の供述信用できず無罪 福岡地裁

福岡地裁は7日、車上荒らしの首謀者として窃盗罪に問われた福岡市の男性に無罪(求刑・懲役2年)を言い渡した。裁判官は「共犯者の供述は信用できず、有罪とするには合理的疑いが残る」と述べた。

男性は、知人男性と共謀して昨年2月、福岡市の駐車場で、駐車中の軽自動車からカーステレオなど2点(時価約3万5200円相当)を盗んだとして同年12月に起訴された。
立証の柱とされた知人男性の供述の信用性が争点だった。裁判官は知人男性の「自分は見張り役で、男性が盗むのを見ていた」との供述について「見張り場所からは見えないはずで不自然」と指摘。「取調官の誘導に迎合した可能性がある」などと信用性を否定した。
(毎日新聞)9月8日

pickup2 at 06:17│ 防犯 | 事故
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