2022年04月02日

鍵の製造番号の盗み見に注意を、複製合鍵で住居侵入被害

玄関などの鍵に刻印された「製造番号」を盗み見て作った合鍵で住居に侵入する事件が2月、熊本県内で発生した。製造番号だけで合鍵を作ることができるため、県警は「鍵が他人の目に触れないよう入念な管理を」と呼び掛けている。

熊本中央署は2月15日、県央の20代女性のマンションに侵入し、盗撮目的の小型カメラを部屋とトイレに設置したとして、県迷惑行為防止条例違反(写真機設置)などの疑いで熊本市の大学院生の男(23)を逮捕した=処分保留、任意捜査中。署によると、男はアルバイト先で女性と知り合った。「事前に(女性宅の)鍵の製造番号を控えて合鍵を作った」と供述したという。


鍵には数字やアルファベットを組み合わせた製造番号が刻印されている。「純正」の合鍵を作る場合、一般的に鍵業者が所有者から注文を受けて鍵メーカーに製造番号を伝えて複製する。

インターネット上では製造番号だけ合い鍵を注文できるサイトがある。福岡県警が昨年5月までに窃盗容疑などで逮捕した元大学生の男=当時(37)=は、女子大生が持っていた自宅の鍵の製造番号を盗み見て、ネットで合鍵を注文していた。

2022/4/2 熊本日日新聞







pickup2 at 17:19│ 防犯 
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