鍵屋
2020年06月12日
高級車の電子キー解錠機器販売、窃盗幇助疑いで鍵店摘発
全国で高級車約200台を盗んだ窃盗グループに電子キーの代わりとなる特殊機器を譲渡し、
犯行を手助けしたとして、兵庫県警が窃盗幇助の疑いで、奈良市内で鍵店を営む60代の男を書類送検していたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。悪用された機器の販売元が摘発されるのは異例という。
県警によると、事件は平成28年4月〜昨年5月、兵庫や千葉など全国12都府県のマンションや民家の駐車場で発生。男女6人のグループが摘発された。
捜査関係者によると、グループはトヨタのレクサスやランドクルーザーといった高級車を物色。「リシ」と呼ばれる針金状のピッキング用具で車のドアロックを解錠し、車内へ侵入していた。
さらにエンジンロックを解除するため、ハンドル付近のコネクターに「タンゴプログラマー」と呼ばれる電子機器をつないだパソコンを接続。車のデータを抜き取った上で、この機器を電子キー代わりにしてエンジンを起動させ、盗みを繰り返したとされる。
また、「キープログラマー」という別の機器も悪用して合鍵の電子キーを作製し、外国人ブローカーを通じ海外に売却していた。
グループは一連の犯行に使用したピッキング用具や電子機器を、奈良市内の鍵店で購入していたことが判明。県警は店側が犯罪に悪用されることを認識しながら販売したと判断し、今年3月に店を経営する60代男を書類送検した。
今回の窃盗グループが犯行に用いた特殊機器は、もともとは電子キーの紛失時に合鍵を作るためのものだが、犯罪に悪用されるケースが相次いでいる。
鍵を使用せず家の扉を解錠する手法として一般的なピッキングをめぐっては、空き巣対策として専用工具やドライバーの所持が法律で規制されているが、車のドア解錠に用いる針金状の「リシ」や、車の電子データにアクセスできるキープログラマーなどは規制対象になっていない。
捜査関係者によると、これらの特殊機器は数千〜数万円でインターネットや業者から簡単に入手できる。このため自動車盗事件の捜査過程でたびたび悪用が確認されているという。
2020/6/11 産経新聞
犯行を手助けしたとして、兵庫県警が窃盗幇助の疑いで、奈良市内で鍵店を営む60代の男を書類送検していたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。悪用された機器の販売元が摘発されるのは異例という。
県警によると、事件は平成28年4月〜昨年5月、兵庫や千葉など全国12都府県のマンションや民家の駐車場で発生。男女6人のグループが摘発された。
捜査関係者によると、グループはトヨタのレクサスやランドクルーザーといった高級車を物色。「リシ」と呼ばれる針金状のピッキング用具で車のドアロックを解錠し、車内へ侵入していた。
さらにエンジンロックを解除するため、ハンドル付近のコネクターに「タンゴプログラマー」と呼ばれる電子機器をつないだパソコンを接続。車のデータを抜き取った上で、この機器を電子キー代わりにしてエンジンを起動させ、盗みを繰り返したとされる。
また、「キープログラマー」という別の機器も悪用して合鍵の電子キーを作製し、外国人ブローカーを通じ海外に売却していた。
グループは一連の犯行に使用したピッキング用具や電子機器を、奈良市内の鍵店で購入していたことが判明。県警は店側が犯罪に悪用されることを認識しながら販売したと判断し、今年3月に店を経営する60代男を書類送検した。
今回の窃盗グループが犯行に用いた特殊機器は、もともとは電子キーの紛失時に合鍵を作るためのものだが、犯罪に悪用されるケースが相次いでいる。
鍵を使用せず家の扉を解錠する手法として一般的なピッキングをめぐっては、空き巣対策として専用工具やドライバーの所持が法律で規制されているが、車のドア解錠に用いる針金状の「リシ」や、車の電子データにアクセスできるキープログラマーなどは規制対象になっていない。
捜査関係者によると、これらの特殊機器は数千〜数万円でインターネットや業者から簡単に入手できる。このため自動車盗事件の捜査過程でたびたび悪用が確認されているという。
2020/6/11 産経新聞
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2016年12月27日
ネットで合鍵注文- 身分証明不要、匿名注文増加。空き巣の手口に。
鍵の情報からインターネットで合鍵を作り、松山市内の女性宅に侵入したとされる事件は、防犯機能のない新たなネットビジネスの落とし穴を浮かび上がらせた。鍵取扱業の団体は、鍵情報が外に漏れないよう管理し、自己防衛するよう求めている。
全国の鍵取扱業者でつくる日本ロックセキュリティ協同組合(東京)などによると、鍵に刻印された番号は種類や形状を表す個別情報で、製造会社が合鍵を作る際に使う。合鍵を求める客は、身分証などを提示する法的義務がないため、匿名で合鍵が作れるのが実態だ。
同組合は、他人に合鍵を勝手に作られないよう、加盟業者には依頼主の本人確認を徹底するよう指導しているという。だが、最近はインターネットで受注する非加盟の業者が出てきており、業者が客と対面して受注する従来の形態に比べ、匿名による注文が増える傾向にあるという。
同組合は、むやみに鍵を他人に見せたり置きっぱなしにしたりしないようにし、自己防衛を徹底するよう呼びかけている。鍵情報を隠すキャップなども市販されているという。
鍵製造会社側も不正対策に取り組み始めている。製造大手の美和ロック(東京)は、賃貸マンションのオーナーらに「認証ID」を取得してもらい、鍵番号とIDの両方がないと合鍵を作れないシステムを導入し、利用を呼びかけている。
毎日新聞2016年10月4日
全国の鍵取扱業者でつくる日本ロックセキュリティ協同組合(東京)などによると、鍵に刻印された番号は種類や形状を表す個別情報で、製造会社が合鍵を作る際に使う。合鍵を求める客は、身分証などを提示する法的義務がないため、匿名で合鍵が作れるのが実態だ。
同組合は、他人に合鍵を勝手に作られないよう、加盟業者には依頼主の本人確認を徹底するよう指導しているという。だが、最近はインターネットで受注する非加盟の業者が出てきており、業者が客と対面して受注する従来の形態に比べ、匿名による注文が増える傾向にあるという。
同組合は、むやみに鍵を他人に見せたり置きっぱなしにしたりしないようにし、自己防衛を徹底するよう呼びかけている。鍵情報を隠すキャップなども市販されているという。
鍵製造会社側も不正対策に取り組み始めている。製造大手の美和ロック(東京)は、賃貸マンションのオーナーらに「認証ID」を取得してもらい、鍵番号とIDの両方がないと合鍵を作れないシステムを導入し、利用を呼びかけている。
毎日新聞2016年10月4日
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2011年02月07日
元、鍵屋、経験悪用して空き巣
マンションの一室に侵入して衣服を盗んだとして、警視庁捜査3課は窃盗などの疑いで、東京都板橋区南の無職の容疑者(37)を逮捕した。
同課は、容疑者が昨年9月から板橋、豊島、練馬各区で、ドア内側に特殊工具を差し込み、施錠つまみを直接開けるサムターン回しで約50件、被害総額約150万円の窃盗を重ねたとみて捜査。女性の下着や身分証明書、はがきなどを盗むことがあったといい「下着を盗むと快感があった」とも供述している。
容疑者は都内のカギ修理業者に勤務経験があり、ドアを破る特殊工具を手作り。犯行の際は尾行を警戒し、見通しの良い場所を電動自転車で移動していたという。
産経新聞 2月7日
同課は、容疑者が昨年9月から板橋、豊島、練馬各区で、ドア内側に特殊工具を差し込み、施錠つまみを直接開けるサムターン回しで約50件、被害総額約150万円の窃盗を重ねたとみて捜査。女性の下着や身分証明書、はがきなどを盗むことがあったといい「下着を盗むと快感があった」とも供述している。
容疑者は都内のカギ修理業者に勤務経験があり、ドアを破る特殊工具を手作り。犯行の際は尾行を警戒し、見通しの良い場所を電動自転車で移動していたという。
産経新聞 2月7日
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2010年09月03日
山梨など3県で合鍵で自販機400台荒らした男、追送検。鍵屋の営業経験もあった?
山梨、神奈川、埼玉の3県で約400台の自動販売機を荒らしたとして、
山梨、埼玉両県警の合同捜査班は、東京都の無職の男をさいたま地検川越支部送検したと発表した。
昨年5月〜今年5月、3県で清涼飲料の自販機が壊されずに現金だけ盗まれる事件が多発。今年5月、川越市の自販機を合鍵で開けて現金を盗んだ男を埼玉県警の捜査員が現行犯逮捕した。計403カ所、約431万円の被害が確認された。
男は飲料メーカーで飲料を自販機に納めるアルバイトの経験があり、
さらに鍵屋を営んでいた時期もあり、合鍵を作ったと思われる。
毎日新聞 9月2日
山梨、埼玉両県警の合同捜査班は、東京都の無職の男をさいたま地検川越支部送検したと発表した。
昨年5月〜今年5月、3県で清涼飲料の自販機が壊されずに現金だけ盗まれる事件が多発。今年5月、川越市の自販機を合鍵で開けて現金を盗んだ男を埼玉県警の捜査員が現行犯逮捕した。計403カ所、約431万円の被害が確認された。
男は飲料メーカーで飲料を自販機に納めるアルバイトの経験があり、
さらに鍵屋を営んでいた時期もあり、合鍵を作ったと思われる。
毎日新聞 9月2日
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